祐誠高校について

こんにちは、オーダメイド教育で不可能を可能にする、プロ家庭教師のDIC学園久留米校の鹿野耕平です。菅内閣が発足し、実務能力を第一とする「仕事人内閣」を継承する一方で、女性閣僚が減ったことが話題になりましたね。日本はジェンダーギャップ指数が153か国中121位と低迷しているために、批判の的になってしまいました。さて、世の中がそのように動く中、私はといえば、福岡県久留米市にある祐誠高校の説明会に行ってきました!一部マスコミには「リケ女」(理系女子)「ドボ女」(土木業に携わる女子)という言葉も見られますが、それとは一味違った、現場の動きを報告します。

80年代の進学熱の高まりを受けて、多くの高校が進学校化し、祐誠高校もその例外ではありませんでした。筑後地区では柳川商業が柳川高校に、八女商業は八女津女子そして男女共学の八女学院になります。1983年に特進コースを設けた西日本短期大学附属高校に遅れて、1990年久留米工業大附属高校も特進コースを設けます。そして2002年校名を「祐誠高校」とし、制服もZuccaの小野塚秋良氏によるデザインのものに変更します。こう言った学校の移り変わりは全国でもよくある話なのではないかと思います。

しかし、ここからが祐誠高校の少し違うところです。校名変更とともに、普通科にドリーム・コースを設立しました。ドリーム・コースは言葉で説明するのが難しい学科です。進学実績とか資格取得とか全国大会出場とか明確な目標はあえて掲げていません。「ヒューマン・シップ」「i-リサーチ」「サイエンス・ラボ」で「夢に向かって成長を実感できる」!ちょっとふわっとした描写でよくわかりません。しかし、そのあいまいさが中高生のリアルにフィットしていました。だから、映像や動画を見ればその雰囲気が伝わります。ホームページをご覧ください。明るく、仲良く、楽しく、一生懸命と、ある意味「インスタ映え」を先取りしていることが伝わるでしょう。

http://www.yusei.ed.jp/hp/gakuan/ka/F4D/home.htm

さらに、ドリーム・コースの効果は部活動の実績となって現れました。女子弓道部の活躍です。現在も全国レベルの活躍をしていますが、ドリーム・コースの在籍生ががかなりの頻度で見られます。

そして昨年、祐誠高校はこの路線で次の一手を打ちました。工業科の自動車科を「のりもの未来科」に再編し、その中に「航空ビジネスコース」を開設しました。ここでも社会人による講話や、職業倫理の指導やマナー研修があります。今年は女子が占める割合はなんと定員15名中の12人と80%に及びます。教頭先生のお話によると、全国的に注目を集めており、航空関連企業から是非採用したいとの声があるそうです。実際、スカイマーク・エアラインズの社員さんたちが、未来の後輩たちのために学校訪問されていました。航空ビジネスコースも工業科の一つなので、たとえば旋盤作業がカリキュラム上存在します。教頭先生のお話によると女子生徒の作業は丁寧で「違う」らしいです。これは当然工業科の男子生徒にも影響を与えていくことでしょう。

就学支援金の拡充により、公立高校と私立高校の金銭的負担が大差なくなりました。また今回のコロナ禍におけるリモート授業の実施により私立の動きの速さに注目が集まりました。公立の安定感も魅力ですが、変化の激しい時代には私立の意思決定の早さ、フットワークの軽さが生きる局面もあるかと思います。引き続き、入試最前線の動きをプロ家庭教師が伴走してお届けします!

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