部活引退後…

福岡校の西村です。9月はもう目の前なのにまだまだ猛暑が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?

今日は部活を引退した後の学習について書いてみたいと思います。

帰宅部デビュー?

今年はコロナウィルスの影響で最後の大会やコンクールが中止となり、不完全燃焼で部活動を引退することになった中学3年生も多いと思います。短い夏休みも終わり、新学期が始まって10日余りがたちましたが、帰宅部デビューは順調ですか?

部活がなくなれば、ほとんどの人が5時には家に帰り着くようになると思います。帰宅してから夕食までのこの時間をどう使うか、これが今いちばん大切なことです。今まで部活動をしていた2時間余りの時間をそのまま学習時間に切り替えた一日の生活パターンを早く作り上げていきたいところです。

さて、何から始める?

「部活の時間を学習時間に切り替える」といっても、「何をやったらいいかわからない」という人も多いでしょう。最初から受験に向けて特別なことをする必要はありません。国語の漢字の書き取り、数学の計算問題、英語の単語の暗記などの基本中の基本からスタートしてみてはどうでしょうか?

これらの学習内容は誰かに教えてもらわなくても自分一人で取り組めることですし、各教科の土台となるものです。野球部の練習がキャッチボールから始まるように、吹奏楽部の人がいい音を出すために腹筋を鍛えるように、その日の学習のウォーミングアップとして取り組めると思います。

また、「今日は計算問題を30問解いた」とか「ノート3ページ分英単語を書いた」など1回の学習量が目に見えるので充実感も得られ、次へのやる気にもつなげられる人も多いと思います。

メリハリをつける

運動のトレーニングでは「10回×3セット」などという表現を使いますが、学習面でも「〇〇分×☆セット」というような考えを取り入れてみましょう。“部活に使っていた2時間を学習時間にする=2時間ずっと学習する”ではありません。最初は学校の1時限の50分を半分にした20~25分を1セットと考えて、短い休憩をはさみながら繰り返す形でスタートしてみてはどうでしょうか?

「よし、20分終わった! でも、あと2問で問1の10問が全部終わる。」とか「25分になった! でも、あと3行単語を書けばこのページが最後まで埋まる。」とか思えるようになると、次第に1セットの時間は長くなっていきます。

メインディッシュ

夕方のウォーミングアップ学習の後、食事や入浴を済ませたら、メインの学習時間になります。ここでは大きく分けて2つの柱があります。
【1】定期試験に向けて、学校の現在の学習内容に取り組む。
【2】受験に向けて、中1・中2の学習内容の復習に取り組む。

①の定期試験に向けた学習ですが、これまでは試験1週間前の部活休止期間に一気にやることが多かったと思います。教科によっては30ページ分、40ページ分のワークを解いて提出しなければならない場合もあり、「とりあえず期限までに提出すること」を優先して模範解答に頼りながら解答欄を埋めていくという「学習」ではなく「作業」になってしまっていた人も多いと思います。

部活引退後は時間だけでなく、体力的にも余裕が出てきます。学校の授業の進捗に合わせて少しずつ進めていき、定期試験前には2回目、3回目に取り組めるようになれば理想的です。

次に②の中1・中2の復習についてです。「10日完成:中1・中2の総復習」的なタイトルの問題集が書店の学習参考書のコーナーにたくさん並んでいます。2年間の内容を短期間に見直し、自分の得意分野と苦手分野、これからの課題を見つけるために、このような教材からスタートしてみてはどうでしょうか。(理科と社会は書き込んである答えを隠しやすいので、使用済の学校のワークも活用できます。)

志望校とは?

「行きたい学校」ではなく「行けそうな学校」を選んで受験校を決めてしまう中学生、高校生が年々増えてきていると感じます。最初から「行けそう」「合格できそう」と考えていては本気で取り組めるはずはありません。「試合に勝つ」とか「コンクールで金賞を取る」とかいう目標があったからこそ、毎日の部活に一生懸命取り組むことができていたと思います。今考えている受験校が「本当に行きたい学校=志望校」なのかもう一度考える時間を取り、これからの半年間、合格という勝利に向けて努力していってほしいと思います。

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