「大人の方程式」~数学を勉強する意味とは?~

絶好調です!!!
DIC学園広島校の倉本です。
数学の参考書として、多くの高校生がチャート式を使っていると思います。そのチャート、表紙から3枚めくるとコラムがあるのを知っていますか? 私は、数年ごとにチャートを買い替えるのですが、このコラムがなかなか味わい深く、楽しく読んでいます。その中のひとつを紹介しましょう。タイトルは、「大人の方程式」です。生徒とスー先生の会話文になっています。少し長めの文章ですが、最後まで読んでみてください。
生徒:先生、恋をすることと、数学の勉強をすることと、どっちが大切なことですか。
スー先生:どっちも大切よ。でも、いまあなたにとっては数学の方が大切ね。
生徒:どうしてですか?
スー先生:う~ん、恋は大人になってからでもできるけど、数学は今しかできないから。
生徒:なんだかへりくつだなぁ……だって、人間が生きていくうえで大切なことは、数学よりも恋の方に詰まっているような気がする。
スー先生:人間が生きていくうえで……その通りね。でもね、それはもう少し先になってから考えた方がいいのよ。
生徒:どうしてですか?
スー先生:人間が生きていくって、きっと、今あなたが考えているよりもずっとずっと難しいことだから、数学の問題を解く方がはるかにカンタン。
生徒:数学の問題を解くよりも、生きることの方が難しいんですか?
スー先生:そのとおり、「生きる」ってね、大人になってから解きつづけていかなくてはならない方程式なのよ。しかも、その「大人の方程式」は、答えが1つじゃない。いくつもある。かといって、どんな答でもいいというわけでもない。やっぱり正解といえる答が2つとか3つとかあるの。答が1つじゃない方程式を解くことの方が、数学の方程式の何倍も難しいのよ。
生徒:じゃあ、恋も、その「大人の方程式」なんですか。
スー先生:そうよ。恋といったら、あなたはきっと楽しくて甘くて笑顔に満ちあふれた恋だけを想像するでしょう。でもね、恋には、切なくて悲しくて泣きたくなるような恋もあるの。失恋とか、そういうことだけじゃなくてね。でも、それも「恋」という1つの答だったりするのよ。
生徒:ふ~ん、大人の方程式……何だかよくわかんないなぁ。
スー先生:そりゃそうよ。きっと、まだわからないわ。だから、いま、数学を勉強するのよ。
生徒:数学を勉強すれば、わかるようになるんですか?
スー先生:そうよ。数学はね、考えたり行動したりする「プロセス」を訓練する科目なの。1つの問題を解くとき、答を出すまでに「プロセス」というものが必ずあるでしょ。答は1つでも、プロセスは何通りもある。数学は、そのプロセスを発見できるかどうかということが重要なの。つまり、数学は「答を出す」ためだけの勉強ではなくて、「プロセスを発掘する」勉強だって考えた方がいいわね。それって、生きることの縮図なの。たとえば、あなただって将来、きっとある人と出会い結婚するかもしれないわね。でも出会ってすぐ結婚するカップルっていないわよね。出会いから結婚までには必ず「プロセス」がある。つまり、2人が出会って、愛し合って、その結果「結婚」という「答」を出したいなら、そのためのプロセスを2人で開拓していかなくてはいけない。ほらっ、これって数学の問題を解くことと同じでしょ……。でもね、人生の場合、途中で解き方や出すべき答がコロコロ変わったりするのよ。そこが、数学と全然違うところなの。
生徒:ふ~ん、人生は数学よりも難しい、だから、面白い……。
スー先生:あら、なかなか素敵なこと言うじゃない。どう? 少しは数学やってみる気になった?
(数Ⅱ+B 黄チャート 平成17年4月1日発行 新課程第11刷より引用)
数学に限ったことではありません。答を出しておしまい、ではなく、その答にたどりつくための道筋は他になかったか? と考えてみましょう。私たちDIC学園の講師陣は、最適解だけではなくて、ちょっと遠回りになるけどこんな解法もあるよ、と提示します。いろいろな武器を身につけて、問題に応じて必要な武器を取り出せるようにする、そんな能力を磨くための授業を心がけています。伸び悩み、行き詰まりを感じたら、ぜひ頼ってみてください。
 
DIC学園 広島校 0120-598-123
 

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