心に残る生徒

大分校の大雨が降ったかと思えば、熱射病になりそうな日差しの日もあって、体調管理の難しい日々が続いていますね。大分校藤澤です。

関わった生徒はどの生徒も印象深いですが、最近の生徒の中で、指導の経緯・経過が特に私の心に残った生徒の話です。

私がその子(男子)に会ったのは高校3年生の春のことだ。
医学部を目指す彼は2年の中頃から心を入れ替えて頑張っていた。
それでも思うように成績が伸びずに、家庭教師という道を選んだのだ。
初回の授業から彼は私に大量の質問をぶつけてきた。その質問の仕方も単に分かりませんではなくて、この解法のこの部分が理解できません。とか、これをこのように考えたんだけど、答えが出ません。何が悪いんですか。など、とてもピンポイントに聞いてくる。まるで私の力を試すかのような質問は2時間続いた。
授業後今後の取り組み方について話をした。
課題をだそうかという問いかけに彼の答えはNOだった。
自分のペースがあるので、それを崩したくないというのがその理由だった。
「いいよ。では夏までは君の好きなようにやりなさい。その後のことは夏休み前に話そう」そう言って初回の授業は終了した。
それからも授業はすべて彼の質問攻撃。
私はその質問に答えだけではなくそこから波及する様々なことを教えた。彼はそれを真剣に受け止め吸収していった。その中で彼の態度に少しずつ「変化がみられるようになった。
それまではすべて自分で思うように学習していたのが、その方法や今困っていることなどを相談してくれるようになっていた。
そして7月のある日
「夏休みはどうする?」
という私の問いかけに彼は
「内容も、回数もすべて先生に任せます。私を合格させてください」
今まで、自分のペースがあるからと週1にこだわっていた彼がニコニコしながらそう言ってくれた。


それからは、現役で合格するため考え得るすべての指導をした。
学習はもちろんのこと、医学部にとって重要な面接練習も嫌というほどした。
本当に面接練習は嫌だったと思います(汗)
でも彼は最後まで信じてついてきてくれた。
そして…
合格発表の日。
泣きながら電話をしてくれた彼の声は今も強烈に心に響いている。
彼の受験は、第1志望の国立。滑り止め(医学部に滑り止めはないが)の私立。
そして、ダメ元で受けた難関私立。その全てで合格を勝ち取ることができた。
彼との授業は私のスキルもアップさせてくれた(質問に答えられないというのはとてもまずいので、私も勉強したもんね)
今年もたくさんの医学部受験生をもっている。
また春にはみんなの喜ぶ顔が見れるかな。
そう思うとまだまだ頑張れるかな。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする