中学受験に必要な3つの理科実験〔地学実験編〕

理科実験でおなじみ、中津校チューター 田所(たどころ) です。

皆様いかがお過ごしでしょうか?8月も終わりに近づきましたが、天候の安定しない日々、体調管理に気を付けて頑張っていきましょう。

今回も、前回に続き、小学生の段階からできる実験例を項目ごとにまとめて、順に紹介して参ります。今回は、「地学系の実験」から主なものを3つ取り上げてみました。

① 鉱物の観察、地層モデル

小6内容「大地のつくり」における内容です。

「次のア~エに示す岩石のうち、でき方が違うものを1つ選び、記号で答えなさい。

ア.砂岩 イ.れき岩 ウ.でい岩 エ.げん武岩」

教科書写真での説明も有効ですが、市販の鉱物標本セットを用いての実物での色や形の観察、手触りの確認がより理解を深めることにつながりました。

また、地層の広がりの探求では、

「地形図の4地点A~Dでボーリングによって地下の地層の様子を調べた。図の柱状図はその結果の一つを示したものである。図の柱状図はどの地点のものか、A~Dから選び、記号で答えなさい。」

といった問題に対して、“(普段見る機会がほとんどない)地層とは?”“ボーリングってどういう操作?”の観点からモデル図での再現を進めていきました。

準備: 小麦粘土 ストロー など

地層の重なり方を小麦粘土で層構造をつくってモデル化し、ストローでコアを採集してボーリング調査を模擬していきました。

② 天体の実験

小6「月と太陽」における内容です。

「図の位置に月があるとき、地球から見ると月はどのような形に見えるか。」

といった問題に対して、継続的に観察した月の満ち欠けを、月が地球の周りを回る衛星であることによることを反映したモデルを作って参りました。

準備: 黄色のピンポン球 黒ペン  など

月の見え方がわかるように、黄色のピンポン球の半分を黒色に塗ったモデルです(黄色の方は光が当たっているところ、黒色の方は影になっているところです)。

また、各星座の形・位置や動きに関しては「星座早見盤」を有効活用し、時間経過による動きの再現、ペンでの位置の書き込みを取り入れて参りました。

③ 気象の実験

小5「天気の変化」における内容です。

「温度計Bの値が22℃、温度計Aと温度計Bの目盛りの差が2℃であった。このときのしつ度は何%か。表を用いて答えなさい」

といった問題に対して、乾湿計を用意して実践して参りました。 湿球側の小さな容器に水を入れ、しばらくしてから乾球と湿球の示度の差を計算したのち、湿度表を使って湿度を求めます。最近、子供たちの間からは、「湿度の値はエアコンや加湿器でのデジタル表示でしか見たことがない」という声も多く聞きますが、それらの「自動」の測定結果と、実験で得た「手動」の測定結果を比較する作業からも面白さを生むことができました。

また、発展内容として雲をつくる実験も取り入れて参りました。

準備: ペットボトル 線香 マッチ ぬるま湯 など

ペットボトルにぬるま湯を少し入れます。ペットボトルの中に線香の煙を入れて、ふたをします(この時点で少し白っぽくなっています)。 ふたを閉めて、手でへこませまると中が透明になります。力をゆるめると、より中が白くくもります。空気の中には小さな水の粒があり、寒い空で水や氷の粒が集まったものが雲の正体です。

まず、ペットボトルにぬるま湯を入れることで空気の中の水の粒が多くなります。さらに、線香の煙を入れると、煙の粒(ちり)を中心に水の粒が集まって、雲ができやすくなります。ペットボトルを押してへこませると、中の空気が縮んでほんの少しあたたまり、透明になります。その後、力を緩めて元に戻すと中の空気が膨んでほんの少し冷え、空気の中にある水の粒が集まって雲ができる、という仕組みです。

理科の地学分野も生物分野同様、「宇宙や星の話が好き」「きれいな石が好き」など、興味のベースとなる部分が大きく、理解度アップのきっかけがつかみやすいと私は感じています。今回の実験以外にも、簡易的なものも含め、多くの内容を授業内で実践して参りましたので、またご紹介させて頂きます。

中津校 0979-23-7388 「プロ家庭教師のDIC学園 中津校 田所」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする