どう過ごす?16の夏

こんにちは。

ようやく北部九州も梅雨入りしましたが、その前日の夕方、仕事の移動中に立ち寄ったコンビニの隣の林からアブラゼミの声が聞こえてきました。梅雨入り前に、夏の訪れを感じてしまった福岡校の西村です。

高校1年生の皆さん、新生活のスタートは順調ですか?環境の大きな変化に戸惑い、壁にぶつかっていると感じている人もいるのではないでしょうか。

生活面では「通学」に関する大きな変化があります。中学校の頃のように徒歩で15分~20分で登校できる人は少ないでしょう。ほどほどの距離なら自転車通学ができますが、初めてのバス通学、電車通学をしている人も多いと思います。乗り換えの時間を含めると1時間を超える通学になる人もいるでしょうし、路線によっては通勤ラッシュと重なり満員電車に詰め込まれている人もいると思います。

ほとんどの学校で行われている朝課外や0時限と呼ばれる授業に間に合うように登校するには6時半ごろには家を出なければならない人も多いでしょう。また、部活に入った人は放課後の練習が中学校よりも長く、厳しいものになったのではないでしょうか。練習を終えて、片付けを済ませると、学校を出るのは7時を過ぎ、家に帰り着くのは9時前後というのは、全国レベルの強豪校に限ったことではなく、高校の部活動ではよくあることのようです。

また、学習面で中学校の時には感じなかった「壁」を感じている人も多いでしょう。国語は現代文と古典(古文・漢文)に、数学は数学Iと数学Aに、英語はコミュニケーション英語(読解)と英語表現(文法)にと2科目ずつに分かれます。学習する科目が増えるだけでなく、それぞれの授業で1回に進む量も大きく増えたと感じていることでしょう。

中学校での学習が順調だった人ほど「高1の壁」を感じるようです。学校の授業が「分からない」とか「ついていけない」という経験をしたことが少なく、学校の授業に対する日常的な予習・復習の習慣が身につかないまま高校に進んでしまった人が多いのではないでしょうか。

中学校の定期テストはテスト前1週間の部活動停止期間の頑張りで乗り切ることができていた人も、高校生になるとテスト範囲が増えて十分な準備ができなくなることも多いようです。教科書の他に英単語、古文の単語帳からも出題されますし、中学校では補助的な内容だったワークブックも問題の質・量ともに上がったものになっています。また、朝課外で使っているテキストも定期テストの試験範囲に含める学校も多く見られます。

クラス順位・学年順位などがはっきりと数字で示されるのも初めての経験でしょう。中学校では常に成績上位で「地元じゃ負け知らず」だった人も、同じような実力を持った人が集まった高校での高いレベルの争いにショックを受けているのではないでしょうか。中学校では8割9割取れて当たり前だった定期テストで初めての50点台、60点台を経験して落ち込んだ人もいるかもしれません。

幼稚園・保育園から小学校、小学校から中学校、中学校から高校と環境が変わる節目ごとに起きる問題は「小1プロブレム」「中1ギャップ」「高1クライシス」などと呼ばれます。「クライシス=crisis」を「危機」と訳すると言いすぎのような気もしますが、「重大局面」や「運命の分かれ目」という訳もあり、環境の大きな変化に対応できるかどうかがカギとなるという点では確かに高校1年生は「重大局面」と言えます。

「高1の壁」は多かれ少なかれ誰もが感じることです。むしろ学校生活に前向きに、まじめに取り組んでいるからこそ感じるのかもしれません。高校入学からまだ3か月。今なら短い期間で追いつくことができます。この「重大局面」を乗り切るための一歩を踏み出す夏休みにしましょう。

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