中学受験に必要な3つの理科実験〔生物実験編〕

理科実験でおなじみ、中津校チューター 田所です。

新学期も始まりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?

大型連休をはさんで平成もいよいよ終わりとなり、節目の時期、心機一転、私も頑張って参ります。

今回も前回に続き、小学生の段階からできる実験例を項目ごとにまとめて、順に紹介して参ります。今回は、「生物系の実験」から主なものを3つ取り上げてみました。

① 人のからだのしくみ

小6内容「消化、吸収とはい出」における内容です。

「図のA~Gのからだの構造の名前を答えよ」といった問いでのアプローチとして、心臓、肝臓、小腸、大腸などのミニサイズ模型をパーツごとに組み立てる作業を導入して参りました。「じん臓は背中側にうまっている」といった位置関係や「すい臓はほかの臓器に比べて小さい」といった理解を手に取りながら視覚的に理解でき、問題を解く中でも確実な正答につながりました。作業の発展として、カラー粘土を用いてそれぞれのからだの構造を手作りで進めていくことでも、興味をより深めていくことができました。

② 植物の観察

小5「種子の発芽と成長」「実や種子のでき方」における内容です。

「ジャガイモの切断面にヨウ素液(うがい薬)をぬると青紫色に変わる」「カキの種(有胚乳種子)を縦に切ってみると、子葉の様子が分かる」「花を解剖して、おしべ、めしべ、柱頭、子房に分ける」「葉の付き方のようす、根や葉脈のちがいを観察する」など、身近な植物を材料に実践していくことができました。

ヨウ素デンプン反応による色の変化ははっきりと分かり、「青紫色は思っていたよりかなり黒に近い色だった」と、“言葉での色”と“実際に目で見た色”の結びつきをはじめ、とても印象に残りやすいです。「植物を普段何気なく見ているけど、細かく見るといろんな発見がある」といった気づきから、興味を深めることもできました。

③ 消化の実験

小6内容「消化、吸収とはい出」における内容で、中2教科書でも扱われている代表的な消化の実験です。

準備:デンプン水溶液(片栗粉少量をお湯にとかしたもの) ヨウ素液(うがい薬)

納豆(だ液のかわりの消化酵素をふくむもの) わりばし など。

デンプン水溶液にヨウ素液を加え、青紫色の水溶液に変えたのち、納豆を少量加えて1分程度かき混ぜるとデンプンの分解が進み、色がだんだん薄くなっていくという実験です。小学校の教科書学習範囲での「だ液によりでんぷんが別のものに変わる」といった説明に加え、上記①からだの各構造の消化、吸収における役割、上記②ジャガイモのヨウ素デンプン反応、と関連付けての実験条件(体温に近い温度での実験)の説明や対照実験についてなど、内容を膨らませていきました。

理科の生物分野については、「ほかの分野に比べて好き」「物理、化学は苦手だけど、生物は得意」「生物の動物の分類分野が出題されたら点数がとれる」といった声をよく耳にします。自分の身体、周りの植物など、身近にあるものをより深く掘り下げると新しい発見があることから面白さを見い出していけましたらと願っております。

今回の実験以外にも、簡易的なものも含め、多くの内容を授業内で実践して参りましたので、またご紹介させて頂きます。

中津校 0979-23-7388 「プロ家庭教師のディック学園 中津校 田所」

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