こんにちは。先日、とある個展へ行き、落ち着いた時間を過ごすことができた久留米校の高田です。
さて、最近では、発達障害のお子様を持つお客様からのご相談も多くなっています。
実際、私が担当させて頂いている生徒様の中にも、発達障害の子は何人かおられます。
その子たちと接していると、私自身教えられることも多々あります。
〜発達障害は個性だ〜
文部科学省によると、
発達障害とは、発達障害者支援法には「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」と定義されています。
このような定義を見てしまうと、
「発達障害」ってよく分からない…などのマイナスのイメージを持たれる方もいるかもしれません。
しかし、発達障害は病気ではなく、また特別なものでもなんでもなく、その子のもつ個性だともよく言われます。
例えば、
走るのが得意な子もいれば、運動が苦手な子もいるように、また、絵を描くのが得意な子もいれば、嫌いだという子もいる…など
と全く同じように、一人一人が持つ個性だと言えます。
私も実際に生徒様たちと接するうちに、発達障害があろうがなかろうが、その子の持つ個性だなと感じるようになりました。
〜発達障害は改善できる〜
個性だとは言っても、発達障害の子は日常生活における困難をいくつか抱えています。
彼らが困っていることは、
・コミュニケーションをとることが苦手
・忘れ物が多い
・集中力がない
・時間の管理が苦手
など、さまざまです。
発達障害でなくても、どの子にもこのようなことは当てはまるのですが、これらのことが原因で学校生活がスムーズに送れないという子がいることも現実です。
私は、その子にとって生活面で改善できることがあるか、保護者様と確認を取り合い、こちらでできることを提案するようにしています。
ある生徒様は、時間の管理が極端に苦手で、遅刻が年間150回を超えることもありました。
この生徒様に関しては、
時間をうまく使えていないと自分でも認識しており、何とか改善したいと悩んでいたので、
本人の性格も考慮した上で、
どうすれば現状を良くすることができるのか、細かく筋道を立ててアドバイスするようにしてみました。
また、片付けを一緒にやることで、整理整頓の仕方を身につけさせるようにしました。
すると、
日に日に遅刻は減るようになり、
忘れ物も以前より少なくなりました。
あとは、何事もできるようになるよ!と伝え続けていると、
まず生活面で改善が見られ、勉強面でもテストの結果が良くなり、常に成長が見られるようになりました。
〜発達障害の子が教えてくれること〜
何でもできるようになりたい!と努力している姿を見ていると、私も頑張ろう!と思え、元気や勇気をもらえます。
その子の「変わりたい」という想いは、本当に純粋なもので、そこには美しささえ感じ、こちらの心も洗われるような気持ちになります。
さらに、実際に良い方向に向かっているので、本当に感動するのです。
家庭教師として、
その生徒様にとって何が最適で効果的かを探り続け、日々見守り、支えていこうと、改めて思います。