2020年:小学校学習指導要領改訂について

こんにちは、先日同窓会で旧友と楽しい時間を過ごしてきた久留米校の鹿野です。来年2020年は東京オリンピックの開催年であり、センター試験に代わって大学入学共通テストが実施される年でもあります。そして、小学生のお子様には「新学習指導要領」が実施される年でもあります。これについてはすでにまとめがありました。今回は同じ「新学習指導要領」の3つのキーポイントをより保護者様の観点からまとめていきます。

1.社会に開かれた教育により、主体的・対話的で深い学び

桜井翔さん主演のドラマ「先に生まれただけの僕」(第3・4話)で話題になりましたね。いわゆるアクティブ・ラーニングです。これにはたくさんの種類があり、あまりその言葉に惑わされたり、目新しさにとらわれたりしないほうがいいと思います。そもそも子供たちの頭をアクティブにしたいと思わない教師はいません。雑談するのも、テストするのも、書き取りさせるのも、ある意味アクティブ・ラーニングなのです。ここではそれよりも「社会に開かれた」点を強調したいと思います。文部科学省のリーフレットには「保護者の皆さまや地域の皆さまのお力添えをいただきながら、よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創るという目標を達成していく」とあります。教育は学校だけで完結するものではありません。保護者の働きかけがあるほど、学力が高い傾向があるのは、私も日々実感するところです。

2.「資質・能力」

では、保護者の関与を要求する一方で、教員は、学校は何をするのか。新指導要領では、教員は子どもたちの学びの結果にまでコミットすることが求められています。そもそも学校指導要領は先生たちのために書かれたもので、教員に教える内容を指定するものでした。しかし、新指導要領では、生徒を主体に据え、「~ができるようになる」とまで踏み込んで評価までするようにとあります。お子様のテストや通知表をよくご覧になる方は、すでに「観点別評価」に親しんでいらっしゃるかと思います。「関心・意欲・態度」「思考・判断・表現」「技能」「知識・理解」の4観点ですね。こちらは学校の先生が記入し、教育委員会しか見ることのできない「指導要録」に記載されています。いわば、通知表・調査書の原簿です。新学習指導要領においても、同様の観点から記述が整理されました。

観点別評価の基準については、国立教育政策研究所が例示していますが、最終的には各学校が作成します。テストや提出物を見る限り、

①「知識及び技能」:主に暗記や計算のペーパーテスト

②「思考力,判断力,表現力等」:主に文章題や記述式のペーパーテスト

③「学びに向かう力,人間性等」:主に授業態度や提出物、レポート課題など

と言えるでしょう。

3.カリキュラムマネジメント

それでは学校は何をするのか。カリキュラムマネジメントを通じて教育を改善させていきます。その一つは、ご存じの通り2020年より小3・4は「外国語活動」が、小5・6は「外国語」が始まり、指導時間が年間35時間、週45分増えます。この時間をどこに見つけるか。これだけではありませんが、カリキュラムマネジメントが必要な理由の一つがそれでした。例えば次のようなプランから一つを選ぶ必要があります。

  1. 7時間目を設定する。
  2. 5時間授業日を6時間にする。
  3. 夏休み・冬休みを短縮する。
  4. 45分を15分ずつに3分割し、朝の会などの代わりに行う。
  5. 9分ずつに5分割し、毎日短期
  6. 60分授業の実施

皆さまの学校では、どんな考えの基に、どんなカリキュラムが組まれるでしょうか。2020年度は以上の点にご注目頂ければと存じます。

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