必読の名作選 ~高校生向け~

久留米校の原口です。

すっかり冬になりましたね。

このシリーズも最終回の高校生篇です。

小学生、中学生に比べて、高校生の読書時間は本を読む人と読まない人でだいぶ差が開くのではないでしょうか。忙しい毎日だと思いますが、本や映画などいいものにたくさん触れて、たくさんのことを吸収してほしいと思います。

『夜のピクニック』 恩田陸

全校生徒が夜通し80キロを歩き続けるという伝統行事「歩行祭」。甲田貴子はある決意を抱いて、このイベントにのぞんでいました。複雑な関係にあるふたりの距離に、奇跡を願いたくなる小説です。第2回本屋大賞受賞作。

『解錠師』 スティーブ・ハミルトン

8歳の時のある事件から口をきけなくなった少年マイク。しかし彼にはふたつの才能がありました。絵を描くことと鍵を開けること。天才的金庫破りの苦悩と青春を描く、国内外のミステリ賞を多数受賞した切ないミステリーです。

『一瞬の風になれ』 佐藤多佳子

それまで続けてきたサッカーをやめて、高校生になり新二がはじめたのは陸上でした。一流のサッカー選手である兄・健一への複雑な思い、短距離走者として才能のある親友・連への憧れ。思わず走り出したくなる、心地よい爽快感が味わえる青春スポーツ小説です。

『ある奴隷少女に起こった出来事』 ハリエット・アンジェイコブズ

理不尽な奴隷制度は、人から自由と尊厳を簡単に奪ってしまいます。奴隷制度の真実を語ったこの物語は、そのショッキングな内容から長い間、白人によるフィクションとして位置付けられてきました。しかし、この物語は間違いなくかつて奴隷として生きて、屋根裏で逃亡生活を送った少女の壮絶な記録です。

いかがでしたか?

インターネットの普及により、若い人たちが本を読まなくなったと言われています。たしかに、必要な情報はネットで得られるでしょう。

しかし、読書をしている人は、話題が豊富で、言葉選びのセンスが良く、ものごとを多面的にとらえた考え方を持っていると感じる方が多いです。知識を深め、心を熟成させる若い時に、広い視野を持ち、人生を豊かにしてくれるような読書経験を積んで欲しいと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする