体験に基づいた勉強~泥遊びから学んだこと

DIC学園 熊本校の内田仁です。

今年の冬の寒さは本当に厳しく、日本海側を中心に全国で大雪になりました。今から本格的に暑くなってきますが、まだ朝は寒く、体調管理が難しい時期でもありますので、十分気を付けてお過ごし下さい。花粉にも気を付けましょう。

閑話休題、私は幼少の頃、自宅の庭や幼稚園の砂場などでダム作りをするのが本当に好きでした。度々祖父母の家に遊びに行っては、そこでもダム建設。盛った山の頂上から如雨露[じょうろ]でゆっくり水を流し、途中にダムを作って水を溜め、さらにその流れていく水を見るのが特に好きで、そのうち物足りなくなってホースで水を一気に流すとダムは決壊。そこで崩れない頑丈なダムを造るために、石を使って補強したり、流す水の量を調整したりと、さまざまな工夫をすることを覚えたように思います。  

十数年後、祖父が亡くなり葬儀の際に祖母から当時の思い出話で、私がダムを建設していた現場は、祖父が大切に育てていた花々が咲くはずの花壇であると聞かされました。

大切な苗木を滅茶苦茶にし、庭が泥と水でひどい状態になって祖父がカンカンに怒っていた、でもダムを崩しながら、「なかなか崩れん! 大した建築家になるばい!」と感心していた、と笑いながら話してくれました。私は祖父の棺に向かって「花をダメにしてごめんなさい。可愛い孫に免じて、あの時の所業をお許し下さい。」と伝えました。

小・中・高と学年が上がる度に、土との接触は少なくなってきますが、根底にあるのは幼少の頃の実体験です。教科書で、川の流れ方や流れた後の粒の残り方などは記憶に定着しています。
他に、屋外での経験が勉強に繋がっていることも多いと思います。暗くなるまで外で遊び、帰宅する時に空を見上げると、西の空に三日月が浮かんでいたり満月が東の空に出ていたり、あるいは月が高く見えたり低く見えたり…。これは後に、月齢・月の位置・見える時刻や、季節による月の見え方として学習します。

今は、教科書や資料集を見れば、鮮明な写真で説明が書いてあり、インターネットで検索すれば動画・画像で仕組みも分かる、便利な時代になりました。ただその場合、五感をセットで同時に感じることはできません。季節によって、月は鮮やかに見えたり霞んで見えたりします。例えば、夏にその月を見たときに感じた暑さ、蚊取り線香の煙の匂い、風の吹く音、その時食べたブラックモンブラン(アイス)の味。思い出せば、それらが一体になってよみがえります。

ただそのような外で遊ぶ体験は、防犯面や交通事故など心配な面もあって、再現するのもなかなか難しい時代になってきていますので、可能な限り、安全な学校や公園などで思いっ切り走り回り、いろいろと体で感じてほしい、と思っています。それがいつか、何らかの形で勉強に役立つものになることを願っております。

DIC学園 熊本校
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