全ての教科に通じる論理的思考力の重要性④

皆さん、こんにちは。ブログ作成にかなり力が入っている久留米校の中村です。

ちょうど昨年の今頃、「入試情報が溢れるこの時期に、受験生以外の生徒さんや保護者様へ有益な情報を提供できないか?」と考えて始めた『論理的思考』シリーズ。

今回は第四回となりますが、これまでよりもっと根本的な内容に踏み込んでみたいと思います。

今回のテーマは「他者意識」です。

生後間もない赤ん坊は、お腹が空いたら泣く、不安を感じたら泣く、眠くなったら眠る、といった具合に本能の赴くまま。

しばらくたつと、家族という「他者」の存在を意識し、自分の行動によって他者とコミュニケーションを取れることを認識します。

言葉を習得し始めると、他者に何かを伝えるにあたって「言葉は便利なツールである」ということに気付きます。

幼稚園や保育園に入ると家族以外の他者との関わりも増え、小学校に入学して「国語」をはじめとする学習が始まると、日常会話とは異なる文章に触れる機会も増えてきます。

しかし、社会情勢の変化により、現代の子供たちは「大人との会話」や「活字に触れる機会」が圧倒的に少なくなっており、子供たちの世界だけで通用する言葉(極端に言うと名詞と感情語のみ)によってコミュニケーションを取るようになっています。

A.「このケーキ、ヤバい」

B.「このケーキ、イチゴが乗っててクリームたっぷりでおいしそう」

お父様・お母様方、ご自分の子供さんが上記Aのような言い方をした時、何がどう「ヤバい」のかを汲み取ってあげようとしていませんか?

「言葉が足りなかったり適切でなかったりしても、自分の子供なんだから言いたいことは分かる」・・・そうかもしれませんが、それでは子供の成長を阻害していることになります。

家族以外の他者は、しょせん赤の他人。大人の我々でも、「きちんと説明したつもりなのに、相手に正確に伝わっていなかった」という経験が必ずあるでしょう。

「他者」に何かを正確に伝えることは簡単なことではありません。子供たちにその事実を身をもって知ってもらうためには、我々大人が「このケーキの何がどうヤバいのか、説明してごらん」と促すのが正解なのです。

国語の記述問題や英文の和訳を指導していると、「頭の中では分かっているのに、書いた答えは言葉足らず」という解答をよく見ます。

そして「言葉足らず」な点を指摘しても何が足りないのか判断できず、なぜマルが貰えないのか分からず不機嫌になってしまう子も・・・・・

「他者に何かを正確に伝えるには、『○○が△△だから□□だ』のような論理的な表現が必要である」ということを、日頃から子供たちに意識させることが重要です。

そのためには、我々家庭教師の指導だけではなく、彼らに毎日接するお父様・お母様方のご協力が必要となります。

こういった訓練を自然と受け続けた子供は、論理的な表現で他者に何かを伝える能力や、他者が書いた・言った文章を論理的に読み取る能力が身に付き、その後の色々な教科の学習の理解度や定着度が大きく変わってきます。

特に小学校低学年のお子様をお持ちの方は、ぜひ上記のことを意識しながらお子様に接してみてください。

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