プロ家庭教師のテクニック

こんにちは。久留米校チューターの鹿野です。

『うちの子、先生のいうことは聞くのよね。』
保護者様から時折言われたことがあるのですが、家庭教師としてはとてもうれしい瞬間です。もちろん、第3者であるというのも理由ではあるのですが、それだけではありません。それは常日頃からパートナーとのラポール形成を心がけているからです。

ラポール (rapport) とは臨床心理学の用語で、相手と心が通じ合い、互いに信頼し、受け入れている状態のことです。そのため、相手は「心が通い合っている」「どんなことでも打明けられる」「言ったことが十分に理解される」と感じることができます。

「信頼関係を築く」というと、一般的には「仕事の納期をしっかり守る」や「約束した時間にいつも間に合わせる」といったことを考えます。しかし、ラポールというのはこうした経験や理屈によるものではなく、生理的なものに近いです。「何となく気が合う」感覚に近いといったらよいでしょうか。ですから、ラポールを築くためには○○をすればいいというものではありません。相手に対する「誠意」「好意」「敬意」により比較的自然に形成されるものです。

しかし、特定のコミュニケーションスキル(ペーシング・ミラーリング、キャリブレーション等)により、意図的にラポールを築くことも可能であるとされています。以下、そのテクニックを披露しますので、お子様との関係にお悩みの保護者様は、試されてみてはいかがでしょうか。

1.ミラーリングとは:相手のしぐさや姿勢を鏡に映しているように真似る
2.ペーシングとは:

相手がゆっくり話す方ならこちらもゆっくりと話す。相手が早口ならこちらも早口で話す。これが基本的な考え方ですが、相手の肩や胸の動きに注目するとリズムを合わせやすくなります。

3キャリブレーションとは:相手の心理状態を言葉以外のサインで認識する
言葉以外のサインとしては姿勢、呼吸、表情、声のトーンなどがあります。例えば、相手がとても疲れている時ならどんなに口では「大丈夫」といっていても、声のトーンや顔色などから疲れていることがわかってしまうはずです。こういうサインを読み取り、その人に「顔色がなんか悪いよ」と言うことがあると思います。これがキャリブレーションです。言葉では現れないわずかな変化から相手の気持ちを読み取ることで、相手は信頼感を持ってくれやすくなるのです。

受験とは違って、人間関係にゴールはありません。私も、パートナーである生徒様、保護者の皆様と少しでも良い関係が構築できるよう、日々努力を続けていきたいと思いを新たにしています。

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